2014.12.16
ペッタン!ペッタン!もちつき会
☆ぺったん!ぺったん!もちつき会 ~H.12.4.
今年も残すところ少しとなりました。年末のムードが感じられるようになった掛川中央幼保園では、クリスマス会の前にもう一つのお楽しみ「もちつき会」を行いました。
昔は年末になると朝早く、家々からペッタンペッタンともちつきの音と、湯気の上がるいい匂いが漂ってきました。今は“うす”や“きね”を使っておもちつきをする家庭はグーンと少なくなりました。
スーパー等で手軽に購入できる「おもち」がどうやってできるか知らない子がほとんどではないでしょうか?(職員の中にも初めての経験という人も)
そこで、掛川中央幼保園では、日本の伝統文化を経験すると共に「食育」の面からも「もちつき会」を取り入れています。
前日に、もち米を研ぐのも一苦労。先生たちで丁寧にお米を洗い、お水に浸しておきました。
ホールに色々なものをセットし、前日準備はOKです。
木のうすと2つの電動もちつき機を2つ設定、全部で16升のもち米であんこもち400個、きなこもち400個を作ります。
もちつきはいろいろな手順があるので、まず保護者会役員さんにお話しします。今日のお手伝いは総勢約30名!
いよいよお母さんたちの手で準備が始まりました。
もち米を蒸している間に、あんこを400個丸めておきます。手付きもよくおだんごも等分になっています。さすがお母さん!!
きなこもちも砂糖を少しづつ加えながら丁度いい甘さに仕上げています。
そうしているうちに厨房で蒸したもち米が出来上がりました。うすに入れて役員のお父さんが軽くついています。
いよいよ年長児がエプロンと三角巾をしてもちつきに参加です。ちびっこきねを高くふりあげて「ペッタン!ペッタン!」
先生たちも子どもに負けじと大きなきねで力を入れてついています。
きねの回りは大応援団。乳児、年少、年中児も大きな声で「ヨイショー! ヨイショー!」と応援です。
最後の仕上げは「つき手」と「手返し」の絶妙なコンビで!ホカホカあったかいおもちがつきあがりました。
サアー、次はお母さんたちの出番です。2升のおもちを100個に切り分け、丸め、幼児のクラスに持って行きます。急がないと固くなってしまうので大急ぎ!! もちつき機のおもちもつきあがりました。おもちを取り上げるのに「裏技」を使えばきれいにはがれます。
きなこもちもお湯にくぐらせてからたっぷりときなこをつけて…。給食と一緒に食べました。
部屋に戻った幼児組の子どもたちはおもちを伸ばしてあんこを入れています。
「おもちが上手に伸びないな!」「かしわもちみたいになっちゃった」等々…。
しかし自分で作ったあんこもちの味は最高!!
「ビヨ~~ンとのびた!のびた!」「大きな口でパクリ!」「チョーおいしい」「ほっぺが落ちそう」と言いながらアッという間にたいらげてしまいました。
保護者会役員さんには、午前中フルで活動して頂き、お昼までに無事全員分のおもちを作ることができました。幼児組さんは、自分で作ったあんこもちも、役員さんが作ってくれた愛情のこもったきなこもちも、格別においしかった事と思います。持ち帰る子もほとんどいず、みんなお腹の中に…。保護者会役員の皆さんありがとうございました。
(石&夢)