2010.11.16
H22.11.16(火)トランペット&ピアノコンサート(*^_^*)
掛川中央幼保園では、子どもたちの「集中力=聞く力」を養うというねらいのもとに、学期に一回程度の”本物”のプロ演奏家によるコンサートを行っておりますが、本日は、トランペット&ピアノコンサートを行いました(^v^)
演奏していただいたのは、トランペットが小澤保雄さん、ピアノが窪田由佳子さんです。お二人はご夫婦で静岡市に在住です。
乳児のみんなも、トランペットの音に興味深々。。。みんな集中して上手にコンサートを聞けましたよ(*^^)v
今回、小澤さんは色々な形のトランペットを持って来て下さり、面白ろおかしくデモンストレーションして下さいました。水牛の角をくり抜いたシンプルなものから、現代のトランペットに近い形のものまで様々でした。ちょっとしたトランペット博物館でしたね。子どもたちもその形の面白さにとっても注目していました(@_@)
子どもたちも実際にラッパ吹きにトライ! トランペット(ラッパ)の音を出すのは意外と難しいのですが、小澤さんいわく、子どもの方が唇が柔らかいので、音は出しすいのだそうですよ(^O^)
みんなが知っている曲を演奏してもらい、みんなで一緒に元気に歌いました(^_-)-☆
最後には、小澤さんに自分で作ったプレゼントを渡して、「ありがとう!」
プロが演奏する音楽は、当たり前なのかもしれませんが、やっぱり私たち素人が演奏する音楽とは一味もふた味も違います。言葉ではうまく表現できないのですが、演奏テクニックのレベルが高いのはもちろんのこと、演奏の仕草はサマになっていてカッコイイですし、醸し出す雰囲気やオーラ?などなど、「これぞプロだ!」と感心させられることが多々あると思います。今回ご演奏頂いたお二人も、もちろんプロとして多方面にてご活躍中であり、様々なものを持っていらっしゃいました。
さて、私たちの園(設置法人)には、”本物の音楽に触れる”という理念・方針があるのですが、これは本物の音楽を聞くことによって、子どもたちの興味を引き出して集中力を養うことはもちろんのこと、コンサートを聴く時のルールやマナー、聞くにあたって持って臨むべき姿勢を学ぶことも同時に目的としています。もちろんこういうことは、一朝一夕に身に付くことではありませんので、幼児期の3年間という時間を掛けて、段々と培っていくことになります。
今の子どもたちには、小学校に上がった後にも、こういったコンサートを聴く機会がたまにあるのですが、最近、とある小学校でプロ音楽家のコンサートが行われた際に、その様子を見た方から、「子どもたちの演奏を聴く時のマナーの悪さに辟易してしまった」という声を聞きました。たぶん、演奏中に隣の子と私語をしたり騒いだり、拍手をしなかったりと、演奏家に対する尊敬のようなものが無かったのかな、と・・・想像いたします。
しかしこれは・・・、コンサートという普段とちょっと違った環境にどう対処するか、ということをしっかりと教えられていないということが原因の一つとして想像できますよね・・・。もしそうでしたら、子どもたちよりもむしろ私たち大人の責任があるのかもしれませんね・・・?
せめて私たちの園では、素晴らしい音楽を聴いて心が豊かになる気持ちを育むことと一緒に、それに挑むルールやマナーも教えていけたら良いなと思っています。
今後とも保護者の皆様の、ますますのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げますm(__)m
(直)