子どもが、愛されていると実感できる『子育て』を
乳幼児期は、人の成長発達において非常に大切な基礎=家屋の建築で言うと「基礎工事(土台)」です。家が完成した後でも、外内装・家具等は替えることが出来ますが、土台を替えることは容易ではありません。さらに言えば、その土台が強固であればあるほど、その後様々なものを積み重ねていくことが出来ます。幼児期に行う人格形成とは、その位重要なのです。
揺るがないどっしりとした土台を作るためには、子どもに対する働きかけが非常に重要です。子どもが乳児のうちから多くのスキンシップをとり、愛情ある多くのことばかけも不可欠でしょう。つまり、保護者のみなさんが、子どもと接している今の時間をどう過ごすのかが非常に大切で、子どもがその瞬間にしあわせに過ごせる…そんな親子の関わり合いが子どものこころの安定をもたらします。
園で行う集団教育とは、そういった家庭内で培われた「こころの安定」をベースに展開していきます。これらはやがて、よい生活習慣を身に付けることにも繋がっていき、また、みんなと同じことが出来るようになりたいという『社会性』を、発達に応じて育てていくことにも大きく繋がります。
まずは、子どもと保護者の間にゆるぎない信頼関係を構築して、子どものこころの発達・安定を促してまいりましょう。