2010.11.26
くるみ幼稚園 リズム発表会について④(保護者の皆さんとの関わり)
発表会での、保護者の皆さんとの関わり
『リズム発表会について③』で、全体的な流れをご説明いたしましたので、今回は、協力して頂ける保護者の皆さんとの関わりについて、御礼がてら少し書きたいと思います。
役員さん・地区委員さん・学級委員さん・他のみなさん
前回も書きましたし、保護者の皆様にはお手紙が出ておりますが、リズム発表会ではたくさんの保護者の皆様にご協力を頂いておりますm(__)m 何年も継続して行っている伝統があるとは言え、園から外に出て行事を行うことには、園内で開催するよりも様々な不都合や困難が生じますので、どうしても色々な人たちのご協力を仰がなくては難しい部分があるからです。
役員さんには、受付・保安・舞台・会場係等のリーダーになって頂き、地区委員さんにその下について仕事をしてもらいます。学級委員さんには、控室で着付係をして頂きます。当日ご自分のお子さんの出番の時にはその姿を見て頂きますが、会場の席に終始座ってじっくり見るという訳にはいかないでしょう…(+_+)
こうして書いてみると、「何か役につくと子どもをしっかり見れない!」という声が聞こえそうですが・・・(>_<)
しかしながら、今までそういった役をやって下さった方々に伺いますと、概ね「楽しかったです」とか「感動しました!」というご感想を頂いております(^◇^) 『発表会について②』で書きましたが、くるみ幼稚園リズム発表会は、あくまでも「ハレ」であり、例えればイベントやお祭りに近いものがあると思います。ですからそう言って下さる方々は、単に見るだけでなく、一緒に参加することで楽しんで頂けたのだろうと想像しています。
役に付くということには、何かしらの仕事が発生しますから、ある種の責任が生じて緊張感にとらわれてしまい、それが煩わしいということもきっとあるでしょう。 でも、基本的に幼稚園の行事とは、「楽しいもの」であります。当園の目標も「みんなでつくるたのしい幼稚園」と言うくらいですから(^○^) この”楽しい”には、子どもたちはもちろんのこと、子どもたちを取り巻くすべての人たちが楽しい雰囲気を味わって頂くという意味が含まれており、それは幼稚園(特に私立幼稚園)には大切だと考えております。ですから、特に役に付いて下さった方々には、是非とも発表会を「楽しんで」頂きたいです。
ちょっと話がずれてしまいますが、幼稚園教育とは、やはり家庭内での教育があってこそ生きるものであります。ですから、ご家庭と園とはお子さんのことについて密に連絡を取り、信頼し合うことで、より良い子育てが出来るのではないかと言われます。車に例えたら、まさに両輪のように(*^_^*)
行事を通して、”一つの目標に向かって一緒に頑張る”ということは、そこに自然と信頼感や一体感が生まれ、さらには達成感を味わうことで充実感や満足感が得られる訳です。子どもたちはそういう大人の様子を間近で見ることにより、人間社会にとって最も重要であると思われる「人間関係」を、実感として学ぶことが出来るでしょう。まさに「親の教育力」の発揮ですね\(^o^)/
何度も言わせて頂きますが、「保護者も参加しろ!」という”強制”ではもちろんありませんので・・・(^○^) こちらとしては、「園が子どもたちと一緒にとっても楽しいことをしてるんだから、子どもが小さい時は皆さんも一緒に楽しみましょうよ!」くらいの気持ちであります。”踊るあほうに見るあほう、同じあほうなら踊らにゃ損・損”と、うたにもありますが、そんな心境でしょうか・・・
そうは言っても保護者の皆さんの楽しみ方は千差万別であるはずで、”一緒に積極的に参加して楽しむ”のも、参加はしないけれど”客席から子どもたちのかわいい姿を見て楽しむ”のも、それは人それぞれですから、何もしないからと言って負い目を感じる必要はまったくないと思います。前にも書きましたが、家庭の数だけご事情がある訳ですからね(^-^)
このように、くるみ幼稚園リズム発表会は、多くの皆さんのご協力によって成り立っていると言っても過言ではありません。 現代社会は、人と人とのつながりが非常に希薄になっていて、自分に利益が無いと動かないという利己主義的な人が増加していると言われるくらいドライな世の中のようですが、この発表会は、子どもを取り巻くすべての皆さんの温かいまなざしにより、成立しているのだということをとても強く実感いたします。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げますm(__)m
(直)