2011.05.12
にこにこランチ参観会(^◇^)
・・・くるみ幼稚園平成23年度くるみ会総会の後に行われた、にこにこランチ参観会の様子をレポートします。先にそちらからお読みいただくと、当日の様子がわかると思いますのでよろしくお願いします。
いただきま~~す(^○^)
配膳が終わって、みんなそろって「頂きます」をします。「てをあわせましょう!」 「では、ごいっしょに!」 「おとうさん・おかあさん・ランチのおばさん、ありがとうございました!・・・」
担任から・・・
各クラス毎に担任から、主に園生活についての様子を説明させていただきました。保護者の皆さんいっぺんにお伝えする機会はなかなかありませんので、先生たちも言いたいこと、伝えたいことが沢山あったと思います。
お家の人たちと一緒に・・・
実は、総会後の参観会で年少さんの保護者の皆さんがランチ参観をするのは、今年度が初めての試みでした。従いまして、まだまだ小さい年少さんたちは、お家の方がいることで逆に甘えてしまったりと、普段の様子を見られなかったかもしれませんね。でも、秋に予定しているランチ試食会では、見違えるように成長した年少さんをご覧いただけると思いますよ!
みんなで食べるランチはおいしいよね!
ランチを食べ終わると、「きれいにたべました!」と嬉しそうに報告してくれます。そして自分で食べた食器は自分で丁寧に片付けます。それにしても・・・みんなで食べるランチは、とってもおいしいよね!!
くるみ幼稚園にこにこランチについて・・・
さて、本日のにこにこランチ参観で保護者の皆さんにくるみ幼稚園のにこにこランチの様子を実際に見て頂きましたので、少々補足説明をさせていただきたいと思います。
当園では、平成15年度より「にこにこランチ」と称して園児に対する給食提供を行っております。保育園と違って厨房の設置義務がない幼稚園で、自園厨房で調理したものを提供するには様々な困難があるのですが・・・。
まぁそれはさておき、当園では、ただ単に”給食=栄養補給”に留まらず、『「食育」として子どもを守り育てる観点を包含する』ことに大変な尽力をしております。それは、人間が一年間に行う食事回数約1100回のうち、園で食する百数十回を「集団的教育」として行っていこうというものであります。
そもそも”食べる”という行為は、人間が自身の命を繋ぐためのまさに最重要行為の一つであり、半ば当たり前のことではあるのですが、その当たり前のことを「教育」として昇華させようというのが学校等で行われる『食育』なんです。もっと噛み砕いて言えば、給食という料理を作ってくれる人・食べ物そのもの・それに関わる全ての人・さらに言えば生きる為に他者の”命”を頂いて自らの命を守ることへの「感謝」の気持ち・・・等を拡大して、食べる行為の大切さを感知させることなのだと私どもは考えています。
子どもたちにそれらを感じさせるために、当園では様々な工夫を凝らしております。例えば、4つのおさらのランチョンマットで食物の持つ栄養素の役割を、まず目で見て感じることは食への興味を促進させるでしょうし、落とせば割れてしまう高強化磁器の食器をあえて使うことで、物の大切さを感じると同時に、プラスチックには無い磁器の持つぬくもりに幼少より触れることだって、きっと子どもたちの感性を大いに刺激することでしょう。
それらに加え、たくさんの友達と一緒に食べる食事は、気分も高揚して何より楽しいですし、友だちを意識するからこそ、キライな物を”つられて”食べてしまうことも多々あります。これは、家庭内では出来ないことで、同じ年齢の子どもたちが多数いる集団だからこそ出来る教育の醍醐味と言えるのでしょうね。
最後に、何よりもくるみ幼稚園のランチは、栄養士さんや調理員さんたちのとてもたくさんの努力で、大変おいしい食事であると、子どもたちはもちろんのこと、試食して頂いた保護者の皆様にも大好評です。卒園した子どもたちが口々に、「小学校の給食より、幼稚園のランチの方が美味しい!」と言ってくれたことも数多くありますし(>_<) ・・・ということで、当園のランチは、質・量ともに充実していると言って過言では無いと思っております。結局、料理の味を決める最後のスパイスは、作り手側の子どもたちに対する”愛情”なんだろうなといつも気づかされます・・・(^○^)
・・・「愛情」と言えば、お家の人手作りのお弁当もとっても大切だと思いますし、当園ではそういったことも大切にしていきたいと考えております。このことは、また折に触れて書かせて下さい・・・。
本日は、お足元の悪い中、沢山の皆様に、くるみ幼稚園くるみ会総会・にこにこランチ参観会に、ご参加頂きまして、ありがとうございました(^○^)
(直)