2011.05.25
年少さん初めてのコンサート♪
くるみ幼稚園では、ほぼ毎月、園内外でプロアーティストによるコンサートを開催しているのですが、今日は4月に入園した年少さんが、初めてのコンサート体験をしました。年少さんは、今年の入園式でフルートとピアノのごくごく簡単なコンサートは体験してはおりますが・・・(入園式の様子は下記をご覧ください)
https://www.kurumi.ac.jp/kurumi/event/20110408-449.html/
・・・今回のように、集中して数曲をみんなで一緒に聞こう! という経験は初めてになります。さあ、年少さん、しっかり聞けたかな(^O^)? 本日は、その様子をレポートします。
くるみ幼稚園の音楽コンサートは、子どもたちの集中力を高めることが大きなねらいの一つですので、観客席!も、ピアノの周辺に丸く配置して、そこに座りました。先生たちも一緒に座ってくれて、子どもたちは、今から何が始まるのか、興味深く見守っていました。
本日ピアノを演奏して下さるのは、磐田市在住の竹原祐喜(たけはら ゆうき)さんです。今年からは、浜松大学のピアノ講師として、将来幼稚園保育園の先生になる学生たちにピアノを教えているそうですよ(^◇^)
竹原さんは、園にもう何年も来て頂いて、演奏をして頂いたり、リズム発表会の時には子どもたちの伴奏も努めて下さっています。
https://www.kurumi.ac.jp/kurumi/event/20101207-263.html
やはり、プロピアニストである竹原さんが奏でる音は、一つ一つがしっかりと力強いですし、かといって繊細で優雅で・・・ さすがにプロ!!と思わされます。 ピアノの自体の演奏は、普段先生たちも保育の中で行っていますので、子どもたちには身近な楽器ですが、演奏者が男性であることと、その音色の違いに子どもたちも段々と惹き込まれていったようでした(^O^)
ピアノ演奏だけが続きますと、どんなに素晴らしい演奏でも「飽きて」しまいますので、途中に手遊びを入れたり、みんなで一緒に歌ったりと工夫してプログラムを作ってあります。もちろん、初めてのコンサートにピアノを取り入れたのも、今子どもたちに一番身近な楽器であるから。 そして、いつどのようにやれば、子どもたちに一番効果的にコンサートを体験させてあげられるのか・・・これも30年以上の積み重ねがあってここまで作り上げて来た訳なんです。
『おはなしゆびさん』という曲を、先生たちが楽しくペープサートを見せながら歌います。演奏をしている竹原先生はボードの陰に隠れてしまうことになりますが、これも舞台設定を変える演出の一つで、子どもたち側から見たら、また違った気分になって集中が続く・・・という訳です。 ・・・考えてみれば、プロピアニストの伴奏付きでこれをやるということは、かなり贅沢なのかもしれませんね(^O^)
子どもたちも一緒に、指を使って手遊びをして、とっても楽しそうでしょう(^◇^)? 集中してて、思わず体が前にのめりだしちゃいそうな子もいますよね。
最後は、『あたまのうえでパン』をみんなで歌いました。歌うだけでなく、手あそびもして、元気に体と手を動かします(^O^)
本日のコンサートは、あえてホールでは行わず、クラスごとの少人数で行いました。その方が、子どもたちの集中がより期待できるからです。演奏時間も全部で15分程度でしたが、これが段々大きくなってくると、もっと長い演奏時間でも集中して聞けるようになりますから、子どもたちが本来持っている力というのは、やっぱりスゴイんです。
・・・しかし、その優れた力(集中力・持続力)も、うまく引き出してあげないと、すべての子どもたちが獲得できるというわけではないと思います。「聞くこと」は、人間がコミュニケーションをとる上で非常に重要な要素で、近年、これが出来ない大人たちが増えているような・・・気がしませんか?
年少さんは、これから3年間で30回以上の各種コンサートを体験することになりますが、みんなきっと「聞き上手」になれることでしょう!!(^.^)
(直)