2011.09.23
くるみ幼稚園 第50回 ”うんどうかい” ②
『くるみ幼稚園 第50回“うんどうかい” ①』からの続きとなります。先にそちらをご覧ください。
8.年少レース それいけノンタン1・2・3!!
年少児のレースは、障害物を飛び越え、くぐりながら一直線に走りますので、年中長児よりもさらに単純になります。ゴールには大好きな先生が待っていて、スタート地点から先生が見えるから安心して走れるんですよね(#^.^#)
9.父親競技 ひっぱれワッショイ‼ ムキムキとうさん
お父さん競技の定番は、毎度お馴染みですが綱引きです。やっぱりこれが、父親らしい”力”を見せられますから、お父さん競技としてはもってこいですよね。大勢のお父さんたちが綱引きをすると、とっても迫力があって、園庭がかなりせまく感じました。子どもたちの応援もとっても大きかったです!
10.年長表現 なわとび体操
こちらもくるみ幼稚園定番の、年長児全員による「なわとび体操」です。前園長おざわたつゆきが作曲ですので、当園が真のオリジナルと言えるでしょう。5歳児の発達状況を考え合わせた、「集団表現の美」を追求したモノであります。
最初は個々の技から始まり、それが段々と大きな集団になって、最後に全員で大きなメリーゴーランドを作り上げるというその壮大さは、さすがに一番大きな学年だと思わず感心させられます。くるみ幼稚園では「なわとび体操」を、園が作り上げた伝統として、これからも大切にしていきたいと考えております(^◇^)
11.年少親子体操 ポンポンたいそう
年長児の集団表現を見て頂いた後は、今度は一番小さい年少児が親子で登場です。親子で楽しく体操をする姿は、とっても微笑ましかったですね(*^_^*)
12.母親競技 おとしちゃだめよ ボールリレー
次は、お母さんたちの出番です。二人で棒を持ち、ボールを挟んで走るリレー形式の競技でした。参加された皆さんには頑張って頂きました。二人の息を合わせないと、ボールがどこかに転がってしまい、なかなか思うように走れなかった方もいらっしゃるかもしれませんが…、でも何より子どもたちが沢山応援していましたね!(^^)!
13.年中表現 おおかみなんかこわくない
今度は、年中の表現あそびですが、たいそうや玉入れの要素も加わった楽しいものでしたね。何より、沢山のお父さんたちがオオカミに扮してかごをしょい、うさぎさん扮する子どもたちと一緒に頑張って頂きました(^v^) オオカミのかごの中に沢山の玉を入れ、最後はオオカミをやっつけて・・・オオカミさんたちは、退散・・・ みんなで最後はバンザ~イ!
実は手首に巻いていたスカーフは、自分たちが作った絞り染めの作品なんです。(*^_^*) そして園庭にただよっていた万国旗さながらの旗は、歴代の卒園児たちが作成したしぼり染めです。 色水あそびから徐々に展開されていく、くるみ幼稚園の”染色”活動も、絵画造形活動として長い歴史があるのですが、こうやって随所に生かされているんです。
14.年長 クラス対抗リレー
うんどうかいもあっという間に最後の種目となりました。最後を飾るのはやはり、年長児によるクラス対抗リレーでしょう。子どもたちはこの日のために、いかに速く走るかをみんなで話し合い、先生たちの指導や助言を聞きつつ自分たちで作戦を練り、毎日試行錯誤と練習を重ねてきました。ですからみんな真剣でしたし、そんな子どもたちの表情を見て、お家の皆さんの応援にも自然に熱が入りましたよね(^◇^)
リレーのような一致団結して行う競技を頑張ることで、終わった後に味わえる達成感や充実感は、何物にも代え難い経験として、子どもたちの心の奥底に蓄積されていくのではないかと思います。
閉会式~片付け
うんどうかいの全種目が終わり、閉会式を行いました。日中は、日差しが強くて少し暑くなりましたが、具合が悪くなる子もケガをする子もなく、無事に運動会を終了することが出来ました(^O^)
くるみ幼稚園の運動会は、子どもたちが集中して競技に取り組めることを考慮して、午前中ですべてが終了するようにプログラムを組み、さらに短時間にたくさんの種目を行えるよう、凝縮したり無駄を省いてあり、うんどうかい全体が、一つの”創作活動”として完成されつつあると自負しております。
しかしそれらを実行するためには、競技と競技の間にどうしても迅速な行動が要求されます。ですから、教員だけではなくて、保護者の皆様のお力をお借りしなくては成り立たないと言っても過言ではないでしょう。本日も、役員さんをはじめ、地区委員さん、学級委員さん等の皆様にお手伝いを頂きました。この場をお借りいたしまして、再度、御礼のご挨拶を申し上げます。
毎年思うのですが、お手伝い頂く保護者の皆様がお持ちの能力の高さには脱帽します。幼稚園は”学校”ですから、運動会のどんな競技にも必ず「教育的ねらい」が存在するのですが、それら園側の意図をしっかり汲み取って頂き、さらに”より素晴らしいものを目指す”という皆様の前向きな姿勢は、称賛に値すると思っています。
確かに、色々な場面で表面的には「同じように見せ」ながら、手を抜くことも出来るのでしょう。でも、そこで手を抜かずに『子どもたちのために!』真剣に取組む純粋でひた向きな思いや愛情は、きっとダイレクトに子どもたちに伝わっているのではないかと思います。これは、我々園側も真摯に受け止め、今後の保育活動に生かしていかねばなりませんね。
強いて言えば、園と保護者との関係が、このように切磋琢磨しながら前へ前へと進んでいくのが、ある意味「教育の理想形」とも言え、これは、50年の永きに渡ってくるみ幼稚園が培ってきた、他園にはあまり見られない”特色”の一つであるのかもしれません。今後も、子どもたちと一緒に「たのしいようちえん」を感じて頂けたら良いなと思います。
園長挨拶の中でも述べましたが、今日は「子どもたちと一緒に楽しみ、思い出に残るうんどうかい」だったでしょうか? 皆様ご自身が子どもたちと一体となって心から楽しんでいただくことが、結局は子どもたちのよりよい成長につながっていくのだと、私たちは長い経験から確信しております。
くるみ幼稚園は、子どもたちが楽しい園であることはもちろんのこと、子どもたちを取り巻くみんなが楽しい幼稚園を目指していますので、今後とも、どうぞご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
(直)