2012.04.26
年少さん(^O^)はじめてのランチ
今日のくるみ幼稚園は、年少さんがはじめてにこにこランチを食べる日です。
くるみ幼稚園では、子どもたちに提供する給食を”にこにこランチ”と称し、集団生活としてみんなで一緒に食べるお昼ご飯を、「食育」と位置づけて、”食べる”という人間にとってとても大切な行為を幼児教育として積極的に取り組んでおります。
年中・年長さんは、既に昨年までランチを食べておりましたので、もう慣れていますが、やはり年少さんは、まずは園生活に慣れることが肝心と言うことで、昨日までは、お家の方の手作りお弁当をお昼に食べていました。お弁当ですから、メニューや量は、子どもの食べやすいもの、食べきれる量でしたが、”給食”となるとなかなかそうもいかないですよね。
そしていよいよ今日、年少さんがランチを食べる日がやってきました・・・!(^O^)
担任の先生から、「にこにこランチって、ほっぺがおちるくらいおいしいんだよ~(^○^)」と教えられていて、子どもたちはワクワクドキドキです。
さあ、今日はどんな様子だったのでしょうか・・・? ほんの一部ですがご紹介します。
保育室で子どもたちは、グループごとに一緒のテーブルでランチを食べます。年少さん位の年齢ですと、例えば野菜が嫌いでも、隣の子が美味しそうに食べているのを見ると、ついついつられて食べてしまう・・・と言うことがあるんですね(^_-)-☆ 家庭では見ることが出来ない、同じ年齢の子ども集団だからこその現象ではないかと思います(^○^) そして何より、お友だちと一緒に食べることって、とってもおいしいんですよね\(^o^)/
キレイに全部食べることが出来た子には、先生からちょっとしたごほうびも、もらえるんですよ♥♡♥
食べた後の片づけはどうやってするのかな?
・・・「お机の上のランチョンマットを、こうやってたたんで、袋に入れて・・・」と、先生からお話がありました。みんなちゃんと聞いてマネして片付けをします。
・・・既に、ほとんどの子どもたちは片づけを終え、粘土遊びを始めました。
あれれ??・・・でも、まだ食べている子がいますよ・・・
・・・どうやら、イチゴがちょっと酸っぱくてなかなか食べられないようですね(>_<)
先生たちも隣で、「がんばろうよ~」と声を掛けます。
今日が初めてのランチということもあって、ちょうど厨房の栄養士さんも、こどもたちの様子を見に来てくれていました。「イチゴ、おいしいのに~」「あとちょっとなんだから、がんばって食べちゃおうよ~!」と、みんなで一生懸命励ますのですが・・・(>_<) なかなか・・・食事が進みません。
実はこの時期、早く食べ終わった年長さんが、年少さんのお世話をするために、二階のお部屋からお手伝いに来てくれるのですが・・・(^O^)
その年少さんのお手伝いに、さっそうとやって来たお兄ちゃんの顔を見るなり・・・、
「おにいちゃ~ん(T_T) ボクたべられないよぉ・・・」
と、とうとう泣き出してしまいました(T_T) 駆けつけた他の年長さんも、心配そうに様子を見ています(@_@)
「よしよし、にいちゃんが見ててあげるから、もう大丈夫だから、泣くなよ。だけどお前さぁ・・・、このイチゴ、あとちょっとしか残ってないじゃないか!」(・・・と、励ましているお兄ちゃんのお顔は・・・、叱咤しつつも心配・・・そんな微妙な表情ですね。でもさすが年長さん、とってもたくましいです!)
「だって~・・・ すっぱいんだも~ん・・・エーン」
「にいちゃんは、もうとっくに食べちゃったぞ。これくらい早く食べちゃえよ!」
「う~ん・・・でも・・・」
二人の様子を見ていた栄養士さんが・・・、「よぉ~し、わかった! それ~・・・」と、魔法の粉を振りかけたところ・・・ 自分からフォークを持って食べることが出来ました!
「お前、やればできるじゃんか!!良くやった!」
心配そうに様子を見ていたお兄ちゃんも、ほっとした様子でした(^O^)
・・・くるみ幼稚園にこにこランチでの、兄弟の心温まるドラマでした(^O^)/
このように園では、毎日毎日様々なドラマが生まれています。もちろん、そのドラマは、ランチの時だけではなく、園の様々な場所で起こっています。
それは、子どもたちが毎日元気よくともだちと一緒に遊びながら、関係を深め、様々なことを吸収しながら成長していく証(あかし)、なのでしょう。
くるみ幼稚園の先生たちはみんな、そんな子どもたちを一人一人見つめながら見守りながら、毎日保育を行っています。保護者の皆さんは、ぜひとも直接お子さんから、園で行ったことを聞いてあげて下さいね(^O^) 園生活は、とっても楽しいことがいっぱいだと思います!
(直)