2012.06.11
リコーダー・サックスコンサート(^○^)
プロの音楽家による楽器演奏のコンサートは、当くるみ幼稚園の特色の一つであり、既に30年以上前から実践しております。
音楽に限らずどんな分野でもそうでしょうが、いわゆるプロフェッショナルの方たちが行うパフォーマンスは、アマチュアのそれとはやはり違うと思います。それらを言葉に表すのはちょっと難しいのですが、同じことをやったとしても、何というか、”迫力”や”凄み”が、違っていて、他者を惹きつける「何か」を持っている、そして観衆や聴衆に何らかの「感動」を与えられるのがプロ??・・・ではないかと私は思っています(^-^)
プロフェッショナルたちが持っている素晴らしい技術を五感で直接感じることもさることながら、前述したような雰囲気を数多く味わえることは、人間としてとっても大切なことではないでしょうか。
そんな思いもあって、当園では、そういう感動(=心の動き)を、幼少時のうちから数多く体験してもらうために、多くのプロによるコンサートの機会を設けています。
今日は、リコーダーとサックスを使ってのコンサートを行ってみました(^○^)
本日演奏して下さるのは、リコーダーとサックスが長瀬正典さん、ピアノ伴奏が桑原朋子さんでした(^-^)
長瀬さんは、たくさんのリコーダーを持って来てくださって、曲に応じて使い分けて演奏をして下さいました。小さい方から(写真上から)3番目のリコーダーが、小学校になったらみんなが演奏する「リコーダー」と同じ大きさのものなのですが・・・、一口にリコーダーと言っても、様々な大きさ、色々な種類があるんですね。
なお、小さいモノほど高い音がでて、大きいものほど低い音が出るそうです。
色々な楽器が登場するので、子どもたちも興味津々で聞いていました。
長瀬さんは・・・実は、子どもたちの前で演奏するのが一番緊張するそうです(>_<) 確かに子どもたちって、物凄く純粋ですから、”ごまかし”が一切ききませんもんね(-.-) 観客としてはある意味非常に厳しい・・・と言えるのかもしれません。
サックスの音色も、とっても素敵でした。子どもたちもたくさん拍手をしてくれました。
・・・この、曲間の拍手をするタイミングっていうのも、知ってないと出来ないことですかね。もちろん、先生たちが率先して拍手を誘いますが、演奏が終わってないのに拍手が始まったり、終わってからしばらく間が開いてしまうのはおかしいですから・・・ 教科として、こういうことを教わることはほとんど無いと思いますが、人間社会の中では大事なことだと思いますので、こういったことも子どもたちには段々覚えていってもらいたいと考えています。
どんなに素晴らしい演奏でも、聞いてばかりだと飽きてしまうのは大人も一緒ですから、みんなで立って元気よく歌を歌いました。普段のピアノ伴奏だけでなくて、別な楽器の伴奏で歌うのも良いものです(^○^)
会場全体が元気の良いとっても暖かい雰囲気と一体感に包まれ、演奏者たちもさらにノって演奏をしてくれます。子どもたちが元気に歌うことで、演奏家はさらに素晴らしいパフォーマンスを我々に見せてくれることになる・・・。 こういう相乗効果が・・・くるみ幼稚園が長年で培ってきた”教育力”だと確信を持っております。
素敵な演奏を聞かせて下さった長瀬さんに、子どもたちから手作りプレゼント(^○^)
・・・何と今日だけ! 園に来ていたお母さんたちに特別にアンコール演奏をして下さいました!ありがとうございました!
本日のコンサートは学年ごとに行い、はじめに年中が約30分間、年長が40分間でした。その間、子どもたちはちゃんと椅子に腰かけて、食い入るように演奏を見つめておりました。30分間お話をして幼児たちの注目をず~っと集めるということは、かなり至難の業だと思いますが、これが音楽+αだと不思議と子どもたちも集中が出来てしまうんですよね。小さいころからこういうことを徐々に積み重ねていけば、他者の話を聞ける子にだんだんと育ってくれるかな・・・、と思っています。
コンサートはまた随時行ってきいます。幼稚園で行う音楽コンサートとは言っても、演奏者自身は本格的な音楽ホールで行うのと何ら変わりません。(音楽ホールよりも狭い分、観客との距離が近い分、より演奏者がノッて演奏してくれるかもしれません・・・) 父母・祖父母の皆さんが参加自由の際には、日常の一服の清涼剤として、子どもたちと一緒に演奏を聴いてみませんか?
(直)