2013.09.29
くるみ幼稚園 第52回 “うんどうかい”(^O^)②
『第52回くるみ幼稚園うんどうかい(^O^)①』からの続きとなります。先にそちらをご覧ください。
9.年少レース あきのみ さがして フライパーーン
年少児レースは、障害物を飛び越え、そしてくぐりながら一直線に走ります。年中長児よりもさらに単純なのが、おわかりいただけます。ゴールには大好きな担任の先生が待っていて、スタート地点から先生が良く見えるから安心して走れるんですよね(#^.^#)
10.父親競技 ひっぱれわっしょい パパ合戦
予定では父親競技の綱引きなのですが・・・。 今年は”サプライズ”ということで、小学生大会を急きょ行ってみました(^○^) 卒園した子どもたちが大きくなって大勢参加してくれました。意外と沢山の人数が出てくれて”急きょ”にしては盛り上がりましたね!
さてさて前座は小学生でしたが、本番は、何と言ってもお父さんたちです。毎度お馴染み定番の綱引き。やっぱりこれが、父親らしい”力”が見られますから、お父さん競技としてはもってこいです。大勢のお父さんたちが綱引きをすると、とても迫力がありました!
今年初の試みとして、掛川スーパーさんが宅配水の無料試飲会を行ってくれました。本日は暑かったので、綱引き後のお父さんたちには大好評!・・・でしたね。
11.年長表現 なわとび体操
こちらもくるみ幼稚園定番の、年長児全員による「なわとび体操」です。前園長おざわたつゆきが作曲・振付も当時の先生たちと色々と考えながら行っていますので、まさに当園が真のオリジナルとなります。5歳児の身体能力の発達状況を最大限に考慮した、「集団表現の美」と言えると思います。
最初は個々の技から始まり、それが段々と大きな集団になって、最後に全員で大きなメリーゴーランドを作り上げるというその壮大さは、さすがに一番大きな学年だと思わず感心させられます。くるみ幼稚園では「なわとび体操」を、園が作り上げた伝統として、これからも大切にしていきたいと考えております(^◇^)
12.年少親子体操 おいでおいでマーチ
年長児の集団表現を見て頂いた後は、今度は年少児が親子で登場です。親子で楽しく体操をする姿は、とっても微笑ましかったですね(*^_^*)
13.母親競技 積め!積め!高く!Mt.くるみ!!
次は、お母さんたちの出番です。二人で組んで背中合わせに走り、寄り集まって何をしているか・・・と思いきや・・・
カン積みでした!! 今日は少し風があり、軽いアルミ缶でしたので倒れやすく、ちょっと難しかったかもしれませんが、大いに盛り上げて頂きました\(^o^)/
14.年中表現 ひょっこりひょうたん島
今度は、年中の表現あそびです。げんキッズに扮する子どもたち。力いっぱい踊って表現を楽しみました!
実は子どもたちが体のどこかに着けていたハンカチは、自分たちで作ったしぼり染めの作品です。(*^_^*) 園庭にただよっていた万国旗さながらの旗も、歴代の卒園児たちが作成したそのしぼり染め。 色水あそびから徐々に展開されていく、くるみ幼稚園の”染色”活動も、絵画造形活動として歴史があるのですが、こうやって保育の中で随所に生かされているのです。
15.年長 クラス対抗リレー
くるみ幼稚園のうんどうかいもあっという間に最後の種目となりました。最後を飾るのはやはり、年長児によるクラス対抗リレーです。子どもたちはこの日のために、いかに速く走るかをクラスのみんなで話し合い、先生たちの指導や助言を聞きながら子どもたちだけで作戦を練って、毎日毎日試行錯誤と練習を重ねてきました。順位も、その日その日でめまぐるしく変わり、まさにどこが勝つのかわからない状態。みんな真剣でしたし、そんな子どもたちの表情を見て、お家の皆さんの応援にも自然に熱が入りましたし、最後は純粋に頑張った子どもたちの健気さに、感動の嵐でした(T_T) リレーが終わってもなかなか興奮冷めやらぬ年長さんでした。
冒頭の園長挨拶で申し上げた通り、リレーのような一致団結して行う競技を頑張ることで、それが成功して嬉しかったり、失敗して悔しかったり…という”思い”が子どもたちの小さな心に刻み込まれた活動だったと思います。こう言った達成感や充実感は、何物にも代え難い経験として、子どもたちの心の奥底に蓄積されていくと思いますし、これが幼稚園における集団教育のダイナミズムと言えるでしょう。
閉会式~片付け
うんどうかいの全種目が終わり、閉会式を行いました。日中は、日差しが強く暑くなりましたが、具合が悪くなる子もケガをする子もなく、無事に運動会を終了することが出来ました(^O^)
片付けも、保護者の皆さんのお手伝いのお蔭で、あっと言う間、ものの30分で、トラックのスペース確保の為に一端撤収していた遊具が復活。久しぶりの対面に、遊具も来週から子どもたちでにぎわうことでしょう。
・・・皆さんで片づけを手伝ってもらっている間に、子どもたちはお部屋で先生からごほうびをもらいました。今日はここ数日にしては日差しの強い中、それでもみんな集中してよく頑張りました。大好きな先生に抱きしめてもらい、子どもたちも大喜び。お家に帰った後は、今度はお家の人たちから沢山褒められたことでしょう。こういう積み重ねが子どもたちの自信を作ることにつながっていくと思いますし、とっても良いですよね(^○^)
くるみ幼稚園の運動会は、子どもたちが集中して競技に取り組めることを一番に考慮し、午前中ですべてが終了するように組んであり、短時間にたくさんの種目を行えるよう、凝縮して出来るだけの無駄を省いてあります。うんどうかい全体が、みんなでつくる”創作活動”と言えるでしょう。
毎度のことですが、それらの集団での”創作活動”をより良いものに実行するためには、競技間に迅速な行動が要求され、私たち教員は元より、保護者の皆様のお力をお借りしなくては成り立ちません。逆に言えば保護者の皆さんがいなかったら…もちろん”運動会”自体は行えますが、もっともっとスケールの小さい、つまらないものになってしまいます。先にも書きましたが、本日も役員さんをはじめ、地区委員さん、学級委員さん等の皆様に沢山のお手伝いを頂きました。この場をお借りいたしまして、再度、御礼のご挨拶を申し上げますm(__)m
毎年思うのですが、お手伝い頂く保護者の皆様の色々な所で見られるポテンシャルの高さには脱帽です。幼稚園は”学校”ですから、どんな競技にも「教育的ねらい」が存在するのですが、それら園側の意図をしっかりと汲み取って頂き、さらに”より素晴らしいものを目指す”という皆様の純粋で前向きな姿勢は、称賛に値いたします。
園と保護者との関係が、このように切磋琢磨しながら良い意味で前へ前へと進んでいくのが「教育の理想形」とも言えるでしょうし、これは、50年以上の永きに渡ってくるみ幼稚園が培ってきた、他園にはあまり見られない良い意味での”特色”の一つだと思います。今後も子どもたちと一緒に、「たのしいようちえん」を感じて頂けたら良いなと思います。
実は、少子化が進むこの国では、これから数年のちに圧倒的な少数派になってしまう子どもをたちを取り巻く様々な環境が、どんどんと大人の都合の良いものに変わっていってしまう恐れがおおいにあるのですが、そんな中でもくるみ幼稚園は、子どもたち自身が楽しい園であることはもちろんのこと、子どもたちを取り巻くみんなが楽しい幼稚園を出来うる限り続けていきたいと思っています。
今後とも、どうぞご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
(直)