2014.07.24
年長、一泊保育レポート!③
くるみ幼稚園、『年長”一拍保育”レポート②』からの続きです。①から続けて読んで頂けると幸いです。
・・・夜、子どたちは無事に就寝しましたが、夜中にも、トイレに行く必要のある子を起こして連れて行ったり、興奮して起きてしまう子どもを静かに寝付かせたり、寂しくなってしまう子を慰めたり・・・と、子どもの数だけ様々なことがあります(^v^) 先生たちもほとんど眠らずに子どもたちを一晩見守りました(@_@)
起床時間がきて、全員が元気よく起きました。朝5時過ぎから目が開いてしまっていた子もいれば、起床時間まで熟睡している子・・・などなど、毎年のことですが色々な子がいます(^O^)
パジャマを脱いでたたみ、次は自分の布団をたたむなどの身支度をします。布団をたたむだけではなくて、布団袋に入れ、お家に持って帰る用意も自分で行います(^O^)
顔を洗って歯磨きをした後は、外に出て集会や体操を行いました(^O^) 朝の陽ざしがまぶしいですね。体操をして、園庭を思いっきり駆け回って、そろそろお腹が空いてきたかな???
ホールに集まって朝の集会を行いました。くるみ会会長さんから楽しいお話もありましたね。・・・お話の後は、みんなで元気に歌をうたって、いよいよ『いただきます』です。みんなもうお腹がペッコペコ。元気に挨拶をして朝食を食べました!
朝食が終わった後は、昨日の朝からずっと一緒にいて頂いた、役員のお父さんたちにお礼のご挨拶をしました。実は役員のお父さんたちには、園に一緒に泊って頂き、子どもたちみんなが元気で安全に過ごせるように陰からずっと支えて下さいました。本当にありがとうございましたm(__)m
・・・くるみ幼稚園一泊保育も残すところあとわずか。朝食後に園長私からもお話をさせて頂きましたし、お部屋に帰ってからも先生からお話がありました。「昨日と今日の一泊保育、とってもとっても楽しかったね!」 「お家の人と離れても大丈夫だったね!」 「みんなとってもカッコよかったです!」・・・と、いうような話が、どのクラスでもされておりました(^v^)
そしてついに降園です・・・。クラス毎にお家の人に迎えに来ていただきました! 「お母さん!ボクとっても頑張ったよ!」と言って笑顔で抱きつく我が子が、たった一日見なかっただけで、『ずいぶん成長した!』って感じませんでしたか?
お帰りの場面は、今回の行事の中で数あるシーンの中でも、ちょっと感動的な場面です?!! 丸一日に渡って、我が子と離れていたお家の方々が、子どもを見つけた瞬間に見せる満面の笑顔、お家の人に思いきり駆け寄る子、それを見守る先生・・・。三者の信頼関係が成立しているからこそ、見られる光景です(^O^)
保護者の皆さんは、お子さんがいなかった一晩、いかがだったでしょうか?? いつも、側にいるはずの我が子がいない・・・??ちょっと不思議な感覚だったのではないでしょうか? あらためて、我が子の存在の大きさや愛着を認識して頂き、そして子どもたちの確実なる成長を家族で一緒に喜んで頂けたら幸いです。
平成26年度、くるみ幼稚園53回目の一泊保育は無事に終了することが出来ました。
何よりもまず始めに、この行事を行うねらいや意義をご理解頂き、全面的に協力を頂きました、年長児の保護者の皆様に厚く御礼を申し上げます。中でも特に、役員・地区委員・学級委員の皆様には、直接・間接的に大変献身的なご協力をたくさん頂きました。重ねて御礼を申し上げます。
男性役員さんは、最初から最後までずっとお付き合いをいただき、子どもたちと一緒に園に泊って頂きました。いかだ遊びから花火まで…、まさに、陰に日なたにフル回転のご活躍に加え、こちらからお願いすることを嫌な顔一つせず、色んなことを確実にこなして頂くその秘めたる力量には、ただただ脱帽して深く感謝するばかりです。さらに驚くべきは、役員さんの伝統として、それが綿々と受け継がれていること。”良き伝統”として今後も続けて頂きたいと願うばかりです。
いかだ遊びにご参加頂いたお父さん・お母さんからは、『自分も楽しかったです!』というご感想を沢山頂きました。非常に嬉しく思うと同時に、私たち園側の人間としては、皆さんの心からのご支援やご協力に対して我々教職員は、通常の保育活動を一人一人が心を込めて行うことでしかお返しが出来ないのだと改めて認識いたしました。
しかしながら、こういった保護者の皆様と先生たちの心と心の交流こそが、結果的には保育の「質」をさらに高めるきっかけに繋がっていくわけで、これぞ現代社会において希薄になっている部分でありますが、せめてくるみ幼稚園では、その大切なものを無くさずにこれからも保育を行うことをお約束いたします。
本当に本当にありがとうございました。m(__)m
くるみ幼稚園の一泊保育には、子どもを成長させるための大きな狙いや仕掛けが色々な所に沢山散りばめられているのですが、こういった行事を安全・確実に楽しく行うためには、参加された保護者の皆さんたちが身を持って示して下さった『親の教育力』をはじめ、大人たちの指導・援助の手が必要です。私たちは園の諸活動一つ一つを、子どもの育ちのためには大変意義あるものと信じて行っております。個々の子どもと、集団としての子どもたちが一層楽しく前進できるよう、今後ともどうぞご協力をお願い申し上げます。
子ども達と一緒に、保護者の皆様、そして先生たちの笑顔があふれる行事の素晴らしさをかみしめ、くるみ幼稚園教育の確かなる伝承と実りをとてもうれしく思っております。
子どもたちが初めて親元を離れて、大好きな友だちや先生と一夜を過ごして様々なことを実践したという経験と、それを達成した喜びは、やがて彼ら自が自立するための大きな自信となっていくはずです。これこそが一泊保育を行うための大きなねらいの一つでありました。そういった環境作りに沢山のお力添えを頂き、本当にありがとうございました。
心からの感謝を申し上げ、御礼のご挨拶とさせていただきますm(__)m
くるみ幼稚園 園長 小澤直明・教職員一同